物語にふれることが大好き【最近の映画鑑賞(DVD)レポ】
中村あやです。
私は“物語”が大好きです。
ということで、最近TSUTAYAでDVDをたくさん借りてきていて、よく観ています。
旦那さんも好きなので一緒に^^
最近観たリスト
・君の名は。
映画館で二回、これで三回目。
・パッセンジャー
突っ込みどころもなくはないけど、途中から臨場感いっぱいで引き込まれ、最後のシーン、よくわからないスイッチが入って号泣。
SF、近未来系は大好き。
どんなに機械、AIが発達しても、それを使う人間が変わらなければ、こういう未来って普通にありえるんだろうな、と思わせてくれる。
これはネタバレせず語るのがむずかしい作品!
男女二人が起きてしまった理由というのが、この映画のキモになってる。
・沈黙(マーティン・スコセッシ監督)
ちょっと眠かったので睡魔と戦ってしまった^^;
海外で撮られたものなのに日本の描き方に違和感がない、どころかいいところを突いている。
通辞、井上筑後守、それかフェレイラ神父から語られる日本の姿、表現が秀逸。
改めて宗教を学びたくなる映画。
映画の主題からは外れるが、そもそも宣教は植民地化政策の一部でもある。
日本としては宗教がどうこうではなく、植民地化に抵抗することは当たり前であり。
宗教がそもそもどういうもので、当時の日本と外国の関係などを知らないと、拷問ひどい、という視点にはまりがち。
映画から、何を信じて、何を大切にするのか?本当に大切なものは何か?という問いかけが。
・SING!(シング)
キャラクターがいい!
最初はみんなお金のために頑張るんだけど、最後は「自分のため」「楽しむため」に変わっていく。
主人公の楽天的なムードに救われる。トレンディエンジェルの斉藤さんがはまってる。笑
・ゴースト・イン・ザ・シェル
映像が美しい。これはちょっと映画館で観たかったなと。
こういう世界が生きているうちにやってくるんだろうか??と思うとドキドキ。
攻殻機動隊をハリウッド実写化した作品。
もともと旦那さまが攻殻機動隊が大好きで、漫画、映画などを見せてもらってた(まだ全部ではない)。
人間、アンドロイド、AI…
すべてが電脳という情報空間で繋がる世界においては、生きていくための問いとして「自分とは何者か?」という疑問が生まれる。
攻殻機動隊シリーズにおける、「自分とは何者か?」という問いかけに対する答えや考え方のようなものの示唆は、とても抽象度が高いもの。(最初は混乱して意味がわからなかった)
もともとかなり昔に描かれた作品だけど、私たちが近いうち直面していくことについて興味深い示唆がされている。
(同じスカーレット・ヨハンソンが主役をしている映画「ルーシー」も一緒に観てみるとおもしろい。)
映画は、大衆に受けないと意味がないところもあるので(興行化するというのはそういうことかと)、この作品においては、その「自分とは何者か?」に対する表現や、考え方の提示が、抽象度が低いところ、かなりありきたりのところでまとめてしまったことが、ちょっと、いや、かなり残念。
バトーがはまりすぎ!この人しかいないやろ、ってくらい。笑 よく見つけてきた!!
・ウルフ・オブ・ウォールストリート(マーティン・スコセッシ監督)
⇒ウルフ・オブ・ウォールストリート – 作品 – Yahoo!映画
人からのおすすめで。
約三時間の映画、だけど飽きさせない!
というか、終わってから実話(実在の人物を元に描かれてる)と聞いて、二度ぶっ飛ぶ。
あれも、これも、それも、えーーーっっ、じ、実話ーーーーっっっ?!!
この人のバイタリティに、呆れるやら感心するやら…
どこから出てくる、そのエネルギー??って感じ。
今も実在で、賠償金の支払いは滞りつつも、しているらしいですよ。
純粋に、この人ってどういう中身でできてる?!と興味を惹かれる存在。
あくまでもこうなりたい、と言うこととは全く別だけど!!
資本主義の権化であるような、ウォールストリートの世界が垣間見られる作品。
どこまでがこれに近いんだ??と驚くけど、そこはわからない。
だけど、自分の中にはないことだらけで、圧倒されまくり。
こういう“物語”の良さって、自分の知らない世界を、教えてもらえることだと思う。
こうなりたいとかそういうことではなく、「こういう世界もあるんだ…」という衝撃を受けるだけでも、意味があるかと。
しかし、かなり下品な表現あり、下ネタもやばいくらい出てきますよーっと。
そこはエンターテイメントとして受け入れられないと、三時間はきついかも^^;
そこは楽しんで、笑って見られるといいと思います!
しかし、沈黙を撮った同じ監督の作品とは思えない振れ幅…
・シャイニング
言わずと知れた有名作品。
パッセンジャーを観ていたところ、あるシーンがシャイニングのオマージュである、と聞き。
また有名な作品だから、観ておこう〜と。
私は初見、旦那さまは鑑賞済み。
得体の知れないものが近づいてくる恐怖を感じさせる、その映像表現として、当時の最新技術も含め、おそらく傑作という作品なのだろうなと。
ただ、ストーリーとしては、表現がいろいろ中途半端で足りないと感じさられた。
「シャイニング」とは、主役である父親の息子が持つ、透視・予知などの能力を表すのだけど、その男の子の能力が、ストーリーにどう影響しているのかがわかりにくい。
父親が狂気に傾いていくきっかけや理由が、父親本来のものなのか、ホテルにおけるものなのかがわかりにくい。
おそらく、シャイニングという男の子の能力、父親が持つもの、ホテルにおけるもの、の三つが絡み合って起こっていることなのだろうけれど、どれもちょっと中途半端な表現…。
ストーリー性よりも、キューブリック監督の“映像表現”という作品としての良さが評価されている、ということかと。
原作者であるスティーブン・キングは酷評。
原作(未読)と主題が変わってしまっていることによっている様子。
原作者の気持ちが、とってもよく想像できる。
そういうこともあり、映画と原作は別の作品として捉えた方がよさそう。
いまいちストーリーが腑に落ちなかった部分があり、こちらのブログを参考にさせてもらう。
リストはここまで〜。
それにしても、映画を観れば観るほど、原作があれば読みたくなるし、関連映画も観たくなるしで、知りたいことが止まらないー。
物語にふれることは、私にとって大好きなことなので、気が向いたらこうしてまた書きます^^
では!