本当にやりたいことを考えるということ【多くの人が選んでいることが、本当に正しいとは限らない】
中村あやです。
新しい仕事を始めて、気づいたことがあるんですよね。
それは…
世の中の大多数の人は、“本当にやりたいことはなんだろう…”ということを疑問に持たない、突き詰めないんだ、ということ。
新しく仕事を始めたことについて、今までの記事はこちら。
⇒実は…新しく仕事を始めました!【新しいことを始める時に重要なこと】
⇒新しくもう一つ仕事を始めた理由【自分を活かす働き方を考える】
そもそも、なんで、世の中の大多数の人は、“本当にやりたいことはなんだろう…”ということを疑問に持たない、突き詰めないんだと感じたかというと、それは不動産屋さんと仕事先の面接で話していたときのこと。
今している、もう一つの仕事、コーチングについての説明をしても、さっぱり…だったから。
コーチングという用語が一般的でないこともわかっていたけれど、その内容について話しても、やっぱり相手の頭の中には??が浮かんでいること、こちらにとてもよく伝わってくる^^;
私は、結婚を機に、会社員(当時カーブスの店長兼スタッフ)を辞めてから、コーチングをするようになって、私の周りにいる人は、夫も含め基本的にコーチングを知らない人はほとんどいない。
それだけではなく、自分の深い部分が喜ぶ、たましいの願いや喜びに沿って生きよう、それを妨げる傷や痛みと向き合おうとする、前向きな人たちばかりしかいなくなった。
私の周りには、“本当にやりたいこと”“本当に望むこと”ってなんだろう?と、そこを求めていくことをよしとしていたし、より良いものに向かって、変化、成長しよう、という意志のある人ばかりに。
でもね、不動産屋さんや仕事先の人たちと接していて、思い出したんですよ。
あぁ、そういうことを考えている人たちは、多分、世の中で、1割もいないのかもしれない、ってことに。
そして、そういうことを考えない人たちが周りに多くいて、私はとても居心地が悪かったこと、違和感があったことも、強く思い出したんです。
その時の痛みを思い出した。
“大切にしたいものを大切にする”
そういう環境に(自分が)行きたい、と切望していたことを。
自分の中の違和感を、無視しない。
愚痴や周りのせいにしたり、同じ日々の繰り返しに埋没しないこと。
そのために自分と向き合っていくこと。
よりよい方向へ向かうことを、諦めない。
いつの間にかその願いは叶えられていて、そして、それが当たり前になっていった。
普通?の仕事を始めて、それは好きな珈琲に関わる内容だけれども、形態としてはアルバイトで、過去感じていた一般的な世界ってどういうものだったかを、本当によく思い出したのだ。
それにまつわる痛みも。
それは私にとって、とってもいいことだった。
私のセッションを受けに来るクライアントさんは、よくこう言っていた。
「(セッションでしているような)こういう話をできる場所が、他にないんです…」と。
そうだった、と。
おそらくほとんどの人は、グラデーションの世界にいる。
“本当にやりたいこと”について、考えたり、話したりできる場所や仲間がいる。
最初はオンライン、ブログを読むとかね、それから少しずつリアルの場に。
けれど普段、おおよそ接するのは、そういうことを考えたり、話したりするような場所や人たちじゃない。
そういう人に、過去の私と同じような違和感、痛みを抱えていた人に、伝えたいことがある。
それは、大多数の人が選んでいることが、決して正しかったり、自分を幸せにするとは限らないんだよ、ということ。
“本当にやりたいこと”や“本当に望んでいること”がなんなのだろうと、考え、そちらに向かって、舵を着ること、そのために変化していくこと。
それをしていない人が大勢だからといって、それが自分を幸せにするとは、豊かにするとは、限らない。
むしろ、反対であるかもしれない、と思っておくくらいでちょうどいい。
ただし人は、大勢の人が採用している考え、やり方っていうものから、外れることを無意識に避ける生き物だ。
最近読んだ本にも書いてあって、周りにいる人から感染している!ということ。
それは“よいことをするより仲間をまねたい”と。
〔参考書籍『スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)』より〕
放っておいたら、そうなる(周りに染まる)、ということを知っておくこと。
その上でね、大勢の周りの人と違う選択をすることを、怖がらない、恐れないでいい、っていうこと。
世の中に一割しかいなくても、一割もいなくても。
変化はごく少数の人から、始まる。
周りと違う選択をする、勇気を持って。
大勢が選んでいること、大勢が正しいと思っていることと、違うことでも、自分の中に“そうじゃない”“なにか違う”という違和感があるのなら、それを大切にしていい。
その上で、人は周り、環境に染まりやすい生き物なら、あなたと同じように“本当はどうしたい”っていうことを、自分と向き合って考えて、そして変化していこうとする人たちとの繋がりを増やせばいい。
最初はオンラインでも構わない。それからリアル。
そういう人たちの集まる場に、参加していけばいい。
私が過去、そうしたように。
そしてそうやって一歩踏み出したら、わかるのだ。
たった一割でも、一割しかいなくても、その世界がすべてになるときが、ちゃんとあるっていうこと。