格闘技の試合出場!旦那さま、三年ぶりに…【妻、パートナーの視点から振り返る】
中村あやです。
先日の日曜日の10/1、旦那さまが三年ぶりくらいに、格闘技の試合に出場しました。
試合を観戦するのは、4回目。
以前は総合格闘技、今回はキックボクシングでの試合。
右側の黒Tシャツ、黒短パンが旦那さま
ちょうど結婚して一度試合に出たのを区切りにして、いったん遠ざかった。
それにも理由があったし、その間に所属ジムが変わったり、と、旦那さまはいろいろ変化のときだった。
試合に出ない間は、今まで旦那さまが、試合でやろうとしてきたこと、“戦う”ということの、心の奥にあったものに気づき、超えてきたこともあった。
その結果として一つ、見えるものがあって、それは勝敗ではないんだけど、本当によかったなぁと。
それは試合の準備に向けての減量の期間だったり、前日の過ごし方だったりですでに現れていて、今まではピリピリしていたのに、今回はとってもリラックスしていた。
試合の前々日に、これからのこと、仕事のことなど、二人で打ち合わせや相談をしていたときに、試合についての話もした。
そこで改めて彼が気づいたことは、今までの“戦い”は「自分は弱い」と感じる心を否定するために、勝とうとしていた、けれどもう、「自分は弱い」ということを変に隠そうとしていたプライドをもう手放しているんだ、と。
だからすっかりリラックスしていて、ただ楽しむところに変わっていることに、本人が改めて気づいて感慨深げな様子だった。
そう、過去の前提は「自分は弱い」という思い込み。
もちろん彼がそう思うにいたる、つらい経験が幼少期の頃にあって、詳しくはここには書けないのだけど、誰が聞いたってそれはちょっと言葉につまるような話で、誰でもがするような体験ではないようなこと。
だけど残念ながら、「自分は弱い」というところがそもそもの出発点だから、試合では緊張するし、力が出せないし、結果勝てないことが多かった。
私が出会い、三年前まで見ていた試合は、プロ昇格を目指す試合だったのだけど、実力を発揮できずに負けてしまうことも多かった。
実は、ここ最近、旦那さまとは結構ヘビーなケンカをしていて。
その経緯についてはfacebookにちょっとだけ書きました。
最後に乗り越えたきっかけが、旦那さまが、私との関係において、「自分は弱い」ということを変に隠そうとしていたプライドを手放したこと、だったのです。
私はここ半年ぐらい、旦那さまとの関係において、旦那さまに変化を求めていたし、促していた。
だけどなかなか変われずにいて、その正体が変なプライドだったことに気づいたのは、二ヶ月くらい前だったのかなぁ。
私も旦那さまの心の扉をノックすることに、なんども心折れかけ、このままでは一緒にいられなくなる、ということを二人ともひしひしと感じるプロセスでした。
けれど、私との関係において起きた変化が、彼自身にとっても望む変化に繋がっていたこと。
彼が試合を楽しめるような、大きな変化を起こせたのは、私が関わったことによるものだったこと。
あぁ、私の存在が、力になれていたんだ…、っていうことに、実は試合翌日の昨日の夜に気づいて、泣いちゃったのです。
「自分は弱い」ということを変に隠そうとしていたプライドを手放した結果、「自分は弱い」という前提が消失しちゃったのね。
弱いことを認めることは強さ。
弱いことにサレンダーすることは強さ。
結果、プライドを手放して彼は強くなったんだと思う。
もう「弱い自分」は必要ない。
ここ半年、二人のパートナーシップの間における循環を見直してきて、それはとってもきついプロセスだった。
お互いに。
この試合はその結果を、形にして見せてくれた感じがした。
今回は久々だということもあってアマチュアクラスだし、今まで私が見た、プロ昇格を目指す試合よりランクは低めだけど、それはさして重要なことじゃない。
目に見えるものより、ずっと大切な結果が、そこにはっきりとあったのだ。
勝敗ではなく。
最初は旦那さまだけの変化しか見えてなかったのだけど、そこに私が関わったことの大きさを感じられ、旦那さまは心からそれを感じてくれていて…
あぁ、パートナーシップっていいものだなぁって、なんか私がやっと受け止めている気がする。笑
ここ三年、私たちのパートナーシップも、変化を求められていた。
結婚してから三年だから、きっとステージを変える必要があったんだろう。
でもおかげで、二人でやっていきたいこと、というのが見えてきている。
二人でつかめてきている。
私たち二人で、起こしていきたいこと、伝えていきたいことがある。
私たちが、二人で、パートナーシップ間で起こしている変化を、私たち二人の間だけで終わらせたくない。
素晴らしい変化を、どんな人も(望むのであれば)起こせるということを。
10/6、満月の夜に発表できるかな〜〜
お楽しみに^^