自分を受け入れることは、本来の自分に目覚めるための土台

中村あやです。

セッションでは、一対一で、“自分で自分を受け入れる”ことが実際できるよう、サポートしています。

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本来の自分で生きていくための、一番最初の出発点でもあり、土台でもあり、ずーっと欠かせないことが

自分で自分を受け入れること

自己受容

です。

 

最初の出発点でもあり、土台でもあり、それから欠かせないというのは、これが簡単なようでいて、ひっかけポイントがいくつかあるからなんです。

 

まず、最初のひっかけポイントは、実際、自分を受け入れていないことに気づいてないことが多い、ということにあります。

実際、自分のことが大好き!と思っていた方が、お話をしていくと「私、自分のこと好きじゃないですね…」と気づかれることも^^

でもその方はね、周りから見ててもとっても明るく見える方なんです。
もちろん私から見ても^^

どうして気づかないのかというと、受け入れていない自分は見たくないので、潜在意識にしまわれてしまうから、です。

 

自分が嫌だな、好きじゃないな、と思う自分は、みんな意識していたくないです。

だから、そういう自分をだんだん抑圧していくんですね。

すると、そういう面がある自分をどんどん潜在意識下に押し込んでいくことになります。

それはまるで、一人の自分が、もう一人の自分に向かって、「あなた必要ない、嫌い、出てこないで」と言っているようなもの。

これが、自分を受け入れていない、ということ。

 

つまり、こういった、普段から明るいかどうかとは違うレベル、つまり潜在意識に「自己受容」の鍵がある、ということなんです。

 

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次のひっかけポイントは、受け入れるとは、ポジティブであること、という捉え方にあるかな、と思います。

前向きであること、明るいこと、楽しんでいること。

自分を愛する、大事にするって言われると、ほとんどの方が意識されるのが、プラスのことを与えてあげることなんです。

実はそれが行き過ぎると、ネガティブな考え、感じ方、状態になる私はダメ!という思いが生まれてしまうんですね。

明るく、楽しい、ポジティブな自分はOK、暗く、落ち込んだり、悲しんだりするネガティブな自分はNG。

 

これは、条件つきの承認であって、「自己受容」ではないんですね。

むしろ、ネガティブなものこそ、受け入れていくことが、本当の「自己受容」なんです。

 

 

「自分を大事にする方法がわからない」

「自分を愛していないと言われたけどどうしたらいいんだろう」

という悩みを持っている方は、たいていこの二つのひっかけポイントを理解されると、自己受容が進みます^^

 

自己受容に関して、ネガティブなものにこそ光をあてること、ということを、仏教の視点からわかりやすく書かれている本があったので、ご紹介しますね。

微笑ましくなる距離から見てやった時に、見られているのは自分の心中にたまった、汚れた泥なんですけど、その泥に柔らかい念(きづき)の光が当てられると、仏教のあらゆる宗派で用いられるメタファーで、「泥中の蓮華」という事態が生じます。

「泥から蓮華の花が咲く」というちょっとした不思議なことが起きるんですね。

汚れた、嫌な感情に見えていたものが溶けて、温かい気持ちに変わるのです。

 

自分の中で生じている論争の悪役の部分、あるいは獣性というものは、そうやって微笑みかけられて、居場所を自分の心の中に与えてもらうと、まるでライオンが優しくいてもらったことで懐くかのように、おとなしくなるのです。

 

私たちの心の中で凍えたように凝固した、かたくなな感情も、ありのままに「そうかぁ、自分はこんなにしんどいんだなあ」と受けとめられて、その念(きづき)の光を当てられると、心の氷が解けていくときに、とてもホッとした感じを覚えます。

自分の心が自分の心と戦っている感じが溶けて、自分と自分が和解するということを通じて、むしろリラックスした感じになったり、温かい感じになったり、そして元気が出るような感じになったりします。

これらのことを、著者の方はこう言っています。

これが唯一の、無条件にただ受け止めるということです。

そしてこれこそ、私たち人間が一番求めているものなのではないでしょうか。

映画・小説「怒り」の作品を鑑賞して、私が感じたこととも通じる考え方だなぁと思います。

無条件に受け止める、ということは、何かを満たしたから、成功したから、結果が出たから、上手くいったから、といった条件つきの「承認」ではない、ということですね。

 

さらに、「自分を愛しましょう」「好きになりましょう」と言われて、混乱してしまっている人に向けて、こうも伝えています。

自己愛というやたらポジティブになろうとしすぎる感じではなくて、ただニュートラルに微笑んでいて、ただ受け止めて、ただ場所を与えている。
ただそれだけ。
それでおしまい。

やたらポジティブに饒舌になるわけではなくて、静かに、黙って、微笑んで、そこに居ていいよという感じで、自分の中にいる悪い子どもたちを、そうやって安心させてあげる

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本当の「自己受容」がわかると、人生が一変します^^

もし、今の生き方に、仕事に、パートナーシップに、何らかの物足りなさ、生きづらさ、閉塞感、停滞感を感じているなら、より自己受容を深めるタイミングなのかもしれません。

 

ぜひヒントにしてみてください^^

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