ネガティブな感情はコントロールする必要があるのか?
中村あやです。
ネガティブな感情の扱いが苦手ではありませんか??
ネガティブな感情は、抑える、コントロールする、他で吐き出す?、切り捨てる、切り離す、などなど…。
いろんな対処法がありますが、実はこれらはとっても表面的な方法に過ぎないんです。
ネガティブな感情はコントロールする必要があるのか?
タイトルに対する答えは、NOです。
もし、本質的に対処できる方法があるとしたら、知りたいと思いませんか?
本質的な対処とは、そもそも感情をコントロールする必要も、抑える必要も、誰かや別の物にぶつける必要も(笑)、ない状態になる、そういう状態を作れる、ということなんです。
感情コントロールについては、表面的な方法はいろいろ出ていると思います。
けれどもそれだけでは対処できない証拠に、セッションにおいても、感情とどう付き合っていくかの内容は、大きなボリュームを占めていることがあげられます。
今、学んでいる仏教講座の草薙龍瞬先生(サイト:もっとわかりやすくて役に立つ仏教を)はね、こう言われました。
「(相手の言動に)反応したらやられる!」
反応したら、その瞬間負けだと、持っていかれるんだ、と。笑
感情的になってしまうって、反応することなんですけど、そうした瞬間、自分からぶれちゃうよ、ってことですね。
今ここにいるため、“本来の自分”に居続けるためには、感情に振り回されない本質的なあり方を身につける必要があるんです。
草薙先生も、反応は見つめて理解していこうと言われますが、そこには時間を掛ける、地道な積み重ね、繰り返しをしていく、とおっしゃっています。
継続サポートのセッションにおいても、ネガティブな感情の扱い方を、クライアントさんは半年かけて習得していかれます。
だけど、掛ける意味はものすごくあります。
なぜなら、感情に飲まれたり、振り回されたりするのは、今ここにいることを妨げてしまうから。
今ここにいる感覚は、“本来の自分でいる”ということ。
つまり、感情に振り回されたり、とらわれたりしている間は、“本来の自分”からズレてしまうってことなんです。
うちの旦那さまもパーソナルコーチなのですが、この感情について、とてもわかりやすい表現で書いていたので、シェアしますね。
感情をコントロールしてますって人の殆どは、感情をあれこれ解釈したり理由付けによって「抑圧」しています。
どんなに解釈・理由付けをしようと、納得して腹に落ちていなければ、感情が溶けてなくなっていないのであれば、それは自分が見たくないものに蓋をして見ないようにしているだけです。— 中村悦久 (@jongarabeat) 2017年1月3日
そもそも、感情はコントロールするものではないんです。
湧き起こる感情とは、自分の内側が「何か」に反応した結果に過ぎません。
結果は変えようのないものだから、ただ受け容れるだけです。
それと同じように、感情も受け容れて感じてあげるだけです。— 中村悦久 (@jongarabeat) 2017年1月3日
感情って、本来は一瞬のものだから、きちんと感じてあげればすっと消えてなくなるんです。
しかし、「それが難しい」という人が多いのもまた確かです。
その原因は何かというと、自分の「感情」と「思考」を区別出来ないからなんです。— 中村悦久 (@jongarabeat) 2017年1月3日
湧き上がった感情に対して瞬時に思考で解釈、理由付けを(無意識に)しているため、「感情」と「思考」の区別がつかなくなっています。
そういった人のほとんどは、感情に対してあれこれ解釈したり、理由を付けることで解決しようとするので、ずっと感情に囚われてしまうんです。— 中村悦久 (@jongarabeat) 2017年1月3日
結局、感情がすっと消えないのは、思考で解決しようとしているか、癒えていない心の傷に反応しているかなんですよ。
それを思考でコントロールしようとすると、より強く反応にのみこまれてしまうか、「抑圧」して感情に蓋をしたり、切り離すしかなくなるんです。— 中村悦久 (@jongarabeat) 2017年1月3日
感情をコントロールしないのであれば、どうしたらいいのか?
感情は受け容れ、そして感じて溶かす。
湧き上がった感情をあれこれ解釈せず、理由付けせずにただ感じるだけでいいんです。— 中村悦久 (@jongarabeat) 2017年1月3日
感情がふっとほどけると、その内側にあるものがひょっこり顔を出してきます。
ああ、自分はこれに反応していたのかと。
感情がほどけたあとに、感情が湧き上がった本当の理由が自然と分かります。
だから、先に思考でコントロールしなくてもいいんです。— 中村悦久 (@jongarabeat) 2017年1月3日
まとめると、感情を上手に扱えないのは、そもそも「感情」と「思考」の区別がついていないこと。
そのことで「感情」そのものの扱い方ができなくなっている、ということ。
そして、その原因が重要なのですが、「癒えていない心の傷に反応している」からです。
感情を上手に感じられないのは、この癒えていない心の傷を直視するのが辛いから、だったりします。
でもね、こうして感情に反応する、つまり浮かび上がってきているというのは、それを持っていてももう辛いよ、手放すタイミングだよ、ってお知らせでもあるんです。
感情をちゃんと感じて溶かせると、「感情的に反応する元になっていたもの」が消えます。
すると、今まで、例えば同じ状況で感情的になっていたのに、というシーンに対して、平常心で穏やかに過ごしている自分に気づけたりします。
これで、感情に振り回されることがなくなり、今ここ、“本来の自分”からズレることがなくなっていきます。
感じきって溶かされるのは、「癒えていない心の傷」なんです。
ネガティブな感情は、「癒えていない、癒したい心の傷」のありかを教えてくれているだけ^^*
「癒えていない心の傷」が、感情を感じきることで癒せた時、一番開放されるのは、自分自身です。
そのことによって、一番傷つき、しんどい思いをしてきたのは、自分自身だったのだと…。
そんな自分を受け止め、労わることができたとき、あなたの中で愛の器が一回りも大きくなります。
成長ですね^^
ネガティブな感情が苦手って方は、こちらもオススメです♡
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ただいま準備中の、本来の自分で生きるためのダイヤモンド・ストーリーを描く方法をお伝えする、ワークショップorセッションでは本来の自分で生きられるようになる、感情に振り回されない生き方を、実践とともにお伝えします!
お楽しみに^^
また書きますねー!